トロムソでシャチを見るベストシーズン

トロムソの北のフィヨルドにシャチがやって来るのはニシンのためだけで、船が出るのも魚がとどまっている間だけです。そのため、チャンスは一年で最も暗い時期のおよそ3か月間に限られます。光と天候を考えて週を選び、もう一度挑戦できるよう予備日をとっておきましょう。

カレンダーを決めるのはニシン

ノルウェーのシャチが追いかけるのはノルウェーの春産卵系ニシンです。この巨大な資源は北部のフィヨルドで冬を越し、そのあと南へ移動して産卵します。

近年の冬は、トロムソから船で数時間のシェルヴォイ周辺のフィヨルドに魚が集まり、シャチとザトウクジラも一緒にやって来ます。ニシンが去るとクジラもあとを追って出ていき、ツアー船も運航を終えます。船がなぜそこまで北へ行くのかは、シェルヴォイへの航海のガイドで取り上げています。

ほとんどの運営会社は10月下旬から1月末まで運航しています。2月まで続ける会社もありますが、このサイトで比較しているリスティングは1月で終わります。

ニシンの居場所は冬ごとに変わるため、クジラのいる海域が前年よりトロムソに近くなることも、遠くなることもあります。魚が最終的にどこに落ち着くかは、夏の時点では誰にも正確にはわかりません。

シーズンを3つに分けると

シーズンは3つの時期に分けて考えるとわかりやすく、それぞれに一長一短があります。

  • 10月下旬〜11月中旬:シーズン中で最も日照があり、低い太陽が数時間出て、観光客も少なめです。ニシンがまだ集まってくる途中なので、クジラの数にはむらが出ることがあります
  • 11月中旬〜12月中旬:シャチが最も安定して見られることが多い時期で、11月ごろからはザトウクジラも同じ群れでエサをとります。11月の終わりにかけて太陽が姿を消します
  • 12月下旬〜1月:クジラはたいていまだ残っていて、極夜が最も深くなります。クリスマスと年末年始の混雑で船もホテルも埋まります

ひとつ挙げるなら、一般にシーズンの中心とされる11月中旬から1月です。とはいえそれは傾向であって、約束ではありません。どのツアーでもシャチは決して保証されず、ザトウクジラもどの週であれ保証はありません。

極夜とつきあう

11月下旬ごろから1月中旬まで、トロムソでは太陽が地平線の下にとどまります。これが極夜です。

一日中真っ暗というわけではありません。正午前後には数時間の薄明があり、南の空は青から始まってピンクやオレンジに染まり、晴れた日には雪の峰が輝きます。ホエールウォッチングの船はその時間をクジラのいる海域で過ごせるよう計画されているので、暗いうちにトロムソを出て、暗くなってから戻ります。

写真にとって、この弱い光はありがたくもあり、悩みの種でもあります。色はやわらかく独特ですが、シャッタースピードは遅くなります。灰色の海で動く背びれを止めて撮るのは簡単ではありません。

薄明の中でもスマホは意外とよく写りますが、明るいレンズのカメラのほうがもっと頼りになります。10月下旬と11月上旬には水面に本物の日の光が差すので、くっきりした写真を何より重視する人に向いています。

冬のジャケットを着てカタマランの船首に立ち、海の上の低い太陽を眺める参加者

高速カタマランで行くRødneのシーズン

Rødne Fjord Cruiseのカタマランツアー(約225ドルから)は、10月下旬から1月末までシーズン全体を通して運航しています。

MS Rygerdronningenで8:30に出航し、12月上旬からはMS Rygertrollによる9:00の2便目が加わるので、12月が最も席をとりやすい月です。所要時間は約8時間で、クジラのいる海域では約2.5時間を過ごします。GetYourGuideでは3,700件以上のレビューで評価4.7です。

シーズン中ずっと運航するカタマラン

RødneはNerstrandaショッピングセンター裏の港から出発し、暖かいラウンジではクルーが酔い止めの薬を配っています。クジラが見られなかった場合、リスティングによればDestination Tromsøの予約窓口を通じて、空きがあれば無料で2回目のツアーに参加できます。約225ドルから、24時間前まで無料キャンセル可能です。

注意点は船の大きさです。最大100人が乗り合わせ、食事は料金に含まれず船内での販売です。小さな船との比較は船のタイプ別比較をご覧ください。

嵐と欠航

ノルウェー北部の冬は低気圧が次々にやって来て、シェルヴォイへ向かう途中の外洋部分は荒れることがあります。風や波の状態で安全に航行できないと判断すれば運営会社は欠航にし、荒天が続く時期にはそれがより頻繁に起こります。

日中の気温はたいてい氷点下数度、−2〜−4 °C前後ですが、海上では風のせいではるかに寒く感じるので、服装ガイドを参考に重ね着を考えましょう。

運営会社による欠航なら、全額返金か別の日への振り替えになります。ただ、時間だけは取り戻せません。滞在最終日の朝に船を予約していたら、嵐が来ればそれで終わりです。

選択肢についてはシャチが見られなかったときや欠航のときのページで詳しく説明しています。

クリスマスと年末年始は早めの予約を

クリスマスと年末年始の前後は、トロムソの冬で最も混み合う時期です。ホテルは満室になり、人気のホエールウォッチング便は数日前に売り切れることもあります。その時期に行くなら、航空券を予約するときに船も予約しましょう。

このサイトの6つのツアーはどれもGetYourGuideで「今すぐ予約、後払い」ができ、24時間前まで無料でキャンセルできるので、早めに予約しても柔軟性はほとんど失われません。各ツアーの料金は料金比較にまとめています。

ホエールウォッチングは旅の1日目か2日目に予約しましょう。天候で欠航になったりクジラが現れなかったりしても、再挑戦できる日が残ります。

日帰りではなく海で一泊

時期の問題をさらに広げる選択肢がもうひとつあります。Arctic ResortsのMV Questで行く24時間のエクスペディション(約698ドルから)は、個室に泊まりながら夜通しクジラのいる海域の近くにとどまるので、2日にわたってクジラを探せ、その間の夜にはオーロラのチャンスもあります。

注意点は、海で一泊してもクジラやオーロラが約束されるわけではないこと、そして料金が日帰りの船の約2倍で、GetYourGuideのレビューもまだ50件未満であることです。一度の旅で両方を見たいなら、まずシャチとオーロラのガイドを読んでください。

月ごとに見る

日程の選び方

トロムソでシャチを見るなら何月がベストですか?

11月下旬と12月が最も安定していることが多く、シーズンの中心はたいてい11月中旬から1月です。10月下旬と11月上旬は日照が長いものの、クジラの出現にはむらが出ることがあり、どの月でも目撃が保証されるわけではありません。

2月にトロムソでシャチは見られますか?

2月まで運航を続ける運営会社もありますが、私たちが比較するツアーの多くは1月で終わります。その頃にはニシンが南へ動き始め、クジラもそれに続くため、目撃は予測しにくくなります。

シャチのシーズン中は一日中暗いのですか?

11月下旬ごろから1月中旬まで、トロムソでは太陽が昇りません。それでも正午前後には青やピンクの薄明が数時間あり、船はその時間にクジラのそばにいられるよう計画されています。

夏にトロムソからシャチは見られますか?

これらのツアーでは見られません。越冬するニシンを追うツアーなので、運航は10月下旬から1月末ごろまでです。

シャチツアーはどれくらい前に予約すべきですか?

クリスマスと年末年始なら、旅行の日程が決まりしだい予約しましょう。11月と1月なら1〜2週間前で足りることが多いですが、6つのツアーはどれも24時間前まで無料でキャンセルできるので、早めに予約しても損はほとんどありません。